Azure Files
構築支援サービス

Azure Files構築支援サービス

 SMB/REST経由でアクセスするファイルストレージ

Azure Filesを使うとサーバーレスでファイル共有を作成することができ、クライアントの変更を最小限に抑えながら、高可用性スケーラビリティを活用できます。
オンプレミスのファイルサーバーの置換または補完におすすめのソリューションです。
\Azure Files構築支援サービスに関する資料をダウンロードいただけます/

Azure Filesの特長

他のAzureサービスと同じツールを使用して、Azureファイル共有の管理が可能

AD DSによるアクセス制御(セキュリティ)とユーザー利便性の確保が可能

PCユーザーは使い慣れた
エクスプローラーからアクセス可能

Azure ファイル共有アーキテクチャ

Azure ファイル共有は、サーバーレスのファイル共有として使用されます。
Active Directory Directory Services(AD DS)と統合すると、AD DSユーザーへのアクセスを制御および制限できます。
このようにすることで、従来のファイル サーバーを Azure ファイル共有に置き換えることができます。

アーキテクチャ

画像出典:
ハイブリッド環境でAzureファイル共有を使用する(Azure Architecture Center - Microsoft Learn)

主要コンポーネント

Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)
Azureファイル共有では、ファイルアクセス許可を適用するために、Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)に同期する必要があります。

Microsoft Entra ID(旧 Azure AD) Connect同期サーバー 
 
オプション 
オンプレミスのActive Directoryに保持されている情報をMicrosoft Entra ID(旧 Azure AD)に同期します。

Azure ファイル共有
業界標準のプロトコル(SMB/NFS/HTTP)を介してアクセスできるファイルとフォルダーのストレージを提供します。

仮想ネットワークゲートウェイ
オンプレミスのWindowsマシンの接続先となるサービスです。

Azure Files構築パターン

構築パターン1

構成 Azure Files:ローカル冗長構成で
既存のADを利用
作業範囲
  • Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)の作成
    (作業者用・管理者用アカウントの作成)
  • AD同期設定(VPN ゲートウェイ、
    Microsoft Entra ID(旧 Azure AD) Connect)
  • Azure FilesとAzure Backupの構築と設定

構築パターン2

構成 Azure Files:ローカル冗長構成で
Azure上にADを新規構築
作業範囲
  • Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)の作成
    (作業者用・管理者用アカウントの作成)
  • AD同期設定vNET、VPN ゲートウェイ、
    ​​​​​​​Microsoft Entra ID(旧 Azure AD) Connect)
  • Azure FilesとAzure Backupの構築と設定
  • ADセットアップ(Azure Filesの利用に関連する内容のみを設定)

構築パターン3

構成 Azure Files:マルチリージョン構成
既存のADを利用
作業範囲
  • Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)の作成
    (作業者用・管理者用アカウントの作成)
  • AD同期設定(VPN ゲートウェイ、
    ​​​​​​​Microsoft Entra ID(旧 Azure AD) Connect)
  • Azure FilesとAzure Backupの構築と設定

構築パターン4

構成 Azure Files:マルチリージョン構成
Azure上にADを新規構築
作業範囲
  • Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)の作成
    (作業者用・管理者用アカウントの作成)
  • AD同期設定vNET、VPN ゲートウェイ、
    Microsoft Entra ID(旧 Azure AD) Connect)
  • Azure FilesとAzure Backupの構築と設定
  • ADセットアップ(Azure Filesの利用に関連する内容のみを設定)

Azure Files構築支援サービス価格

構成  ユースケース 冗長構成  コンポーネント 定価(初期費用) 
1
ローカル冗長で既存のADを利用する構成
ローカル冗長
(LRS)
Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)
VPN
Azure Files
Azure Backup
¥560,000
2
ローカル冗長で新規ADを構築
ローカル冗長
(LRS)
Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)
VPN
Azure Files
Azure Backup
Active Directory
¥600,000
3
地理冗長で既存のADを利用する構成
地理冗長
(GRS)
Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)
VPN
Azure Files
Azure Backup
¥720,000
4
地理冗長で新規ADを構築
地理冗長
(GRS)
Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)
VPN
Azure Files
Azure Backup
Active Directory
¥760,000

 

Azure月額料金

容量2TBをフルで利用した場合
   項目 数量  ローカル冗長(LRS) 地理冗長(GRS)  摘要
標準価格 5年価格 標準価格 5年価格
1 Azure Files 1 ¥10,084  ¥605,069 ¥20,169 ¥1,210,138 2TBの保存データの想定
Standard  
2 スナップショット 1 ¥3,441  ¥206,438 ¥6,881 ¥412,877 3TBの保存データの想定
3 Azure Backup 1 ¥921 ¥55,276 ¥921 ¥55,276 3TBのバックアップデータ
の想定(日時x7世代)
4 VPN Gateway 1 ¥15,534 ¥932,040 ¥15,534 ¥932,040 合計650Mbpsスループット
5 データ送信量 1  ¥2,402  ¥144,144 ¥2,402 ¥144,144 月200GBのデータ転送を想定
6 AD Server 1  ¥14,577  ¥761,888 ¥14,577 ¥761,888 Filesと同一テナント上の
AD構築を想定(3年 RI摘要)
合計(税抜き) 月額計
¥46,960
5年合計
¥2,704,856
月額計
¥60,485
5年合計
¥3,516,363
 
※価格は2022年12月時点での参考価格です。5年価格はAzure RI(予約割引)適用価格です。
※合計金額は小数点を切上げしています。
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