新世代HCI製品HPE SimpliVityを採用
HPE SimpliVity 380 Gen10は、世界トップクラスのシェアを持つ新世代HCI 製品だ。日本でも急速に支持を拡大している。サーバーとストレージをシンプルかつコンパクトに統合するととも に、ハードウェアアクセラレーターによる超高速インライン圧縮・重複排除や超高速バックアップ等の独自機能が運用段階で大きなメリットを提供する。アルファテック・ソリューションズは、HPE SimpliVity の検証環境を自社に用意し、導入経験豊富なエンジニアチームを擁する「HPE SimpliVityフォーカスパートナー」に認定されている。
「私たちは、システムの現状と今後のあるべき理想像を比較・分析し、入念にインフラ最新化の基本方針を策定しました。最も重要な要件は、24時間365日無停止で決済サービスを支える高い信頼性・可用性を具備するシステムの実現です。また、ビジネス要求に応じて柔軟かつ迅速にリソース拡張を行えることはもちろん、インフラに関わる定常的な維持管理作業を軽減しシステム運用を容易にすること、いわゆるTCO 削減も大切な選定ポイントでした」とプロジェクトマネージャーのIT 戦略部 情報セキュリティ課 係長 小関明徳氏は話す。
決済サービスは、多数のバックエンドサービスを連携させ、複雑なセキュリティ上の手続きを経て実現される。また、PCI DSS の準拠も必須だ。従来のシステム環境は、複数の仮想マシンと物理 マシンで横断的に機能を連携させてこれらの要件を実現していたという。
「長年にわたる機能拡張や改修で複雑化・大規模化していたシステム環境を、HPE SimpliVityに統合するというアルファテック・ソリューションズの提案には非常に説得力がありました。インフラ機器をシンプル化し、トラブルの発生源を減らして信頼性を高めること。仮想レベルと物理レベルの両面で冗長化された高信頼のシステムを構築すること。オールフラッシュ構成により高いシステム性能を確保すること。高頻度でバックアップ取得できること。スピーディなDR 構築が可能なこと――これらすべてに合理性とメリットを感じました」(小関氏)
「さらに重要なのは、HPE SimpliVityによって『最新の状態で使い続けられるインフラ』を実現したことです」と押手氏は言う。