コムリンクス様

PCライフサイクルマネジメントを事業化し
サービスポートフォリオを拡充

株式会社コムリンクスは、企業向けネットワークの設計から構築、運用・保守までを一貫してサポートするネットワークソリューションカンパニーである。同社は更なるビジネス成長に向けてサービスポートフォリオの拡充を進めており、その一環として2024年に「PCライフサイクルマネジメント(PCLCM)」の事業化を果たした。アルファテック・ソリューションズ(ATS)は、「ピタッとキャパシティ for PC」の提供を通じてコムリンクスの成長戦略を支えている。

株式会社コムリンクス

本社 大阪市淀川区西中島6-1-1 新大阪プライムタワー

企業内ネットワークが急速に一般化しつつあった1989年に創業。企業スローガン「- Future is Secure - 未来は安心だ」を掲げ、ネットワークのプロフェッショナルとして、LAN/WAN、無線ネットワーク、ネットワークセキュリティ、ネットワーク運用保守まで幅広いソリューションを提供している。


https://www.comlinks.co.jp/

お客様の課題
  • PCライフサイクルマネジメント(PCLCM)サービスの事業化
  • およそ60拠点のPC 800台、iPad 500台の運用・保守を自社サービスとして提供する
ソリューション

 

  • ATSが「ピタッとキャパシティfor PC」の提供を通じてコムリンクスのPCLCMサービスを具現化
  • PC/iPadにかかる問合せ対応、予備機の在庫・配送、クローニング・基本設定などをサポート
導入成果

 

  • 24時間365日対応する自社のネットワーク保守サービスに、ATSの PCサポート体制を組み込む ことで顧客企業へ PCLCMサービスを提供可能に
  • ATSが提供する「カスタマーポータル」により顧客からの問合せ対応・管理を効率化
  • 問題解決を迅速化して顧客満足度を向上させるとともに、問合せ対応負荷を軽減

企業ネットワークのプロが「PCLCM」に進出

1989年に創業したコムリンクスは、企業ネットワークにおける顧客課題の解決力、インテグレーションの技術力、導入後のサポート力を磨き上げ、ネットワークソリューションの顧客価値を常に高めてきた。企業の中核を支える基幹ネットワークから、快適な無線 LAN環境、高度なネットワークセキュリティまで、コムリンクスが活躍する領域は大きな広がりを見せている。同社 執行役員として大阪セールスグループを率いる丸橋雄一氏は次のように話す。

「2025年9月、東京オフィスに『Comlinks Communication Box』を開設し、お客様に最新のネットワークテクノロジーを体験していただける環境を整えました。より柔軟な働き方や効果的なコラボレーションなど、お客様の企業ネットワークに対する期待は日々高度化しています。私たちは、業界を代表する最先端のネットワーク製品群をコムリンクスならではの付加価値とともにご提供し、より多くのお客様のネットワーク課題の解決に貢献していきたいと考えています」

コムリンクスは大阪・東京・福岡に拠点を持ち、全国の顧客企業にネットワークソリューションとサービスを提供。物流倉庫や製造現場などで活躍する「自律走行搬送ロボット」向けの無線ネットワーク構築など、新しい領域でのチャレンジも本格化している。

「サービスポートフォリオの拡充にも力を注いでおり、その一環として2024年に『PCライフサイクルマネジメント(PCLCM)サービス』に進出しました。きっかけは、私たちがネットワークを導入し保守サービスを提供しているお客様からのPC保守の要請でした。私たちは、ビジネスパートナーであるダイワボウ情報システム(DIS)からの提案を受けて、同グループ企業であるアルファテック・ソリューションズ(ATS)の『ピタッとキャパシティ for PC』を採用し、自社の PCLCMサービスを具現化しました」(丸橋氏)
株式会社コムリンクス
統括本部 大阪セールスグループ
執行役員 エリアマネージャー
丸橋 雄一 氏
株式会社コムリンクス
統括本部 技術部
システム2グループ
リーダー
村田 浩之 氏
ダイワボウ情報システム株式会社
西日本営業本部 中央大阪営業部
中央大阪第4支店
中村 有希 氏
アルファテック・ソリューションズ株式会社
DXソリューション事業部
ITサービス部
第2サービスグループ
マネージャー 西川 由浩 氏
アルファテック・ソリューションズ株式会社
DXソリューション事業部 ITサービス部
第2サービスグループ
第2チーム
リーダー 滝川 善規 氏

DIS グループの「ピタッとキャパシティ for PC」を採用

DISグループのSI企業であるATSが提供する「ピタッとキャパシティfor PC」には、企業向けPCのライフサイクル管理を最適化するための幅広いサービスメニューが用意されている。ATSは15年に及ぶPCLCMサービス提供の実績があり、数百台から4万台を超える企業まで、幅広い規模のPC運用管理を担ってきた。コムリンクス 統括本部 技術部でネットワークオペレーションを担当する村田浩之氏は次のように話す。

「コムリンクスでは、24時間365日対応のネットワーク保守サービスを提供しています。このサービス基盤にATSのPCサポート体制を組み込むことで、私たちはお客様価値の高いPCLCMサービスの提供が可能になりました」

コムリンクスにPC保守を要請した株式会社スーパー・コートは、関西圏を中心とするおよそ60拠点で800台のPC、500台のiPadを利用している。これらを対象に、「エンドユーザーからの一次問合せをコムリンクスが受けて問題の切り分けを行い」、「PC関連の問題解決をATSが担う」体制が整えられた。

「私たちは、スーパー・コート様に提供する24時間365日対応保守サービスを、ネットワークからPC/iPadまで拡張することができました。サービスデスクによるお客様からの問合せ対応、オンラインでの不具合調査を経て、PCの修理交換が必要な場合は ATSが保管している予備機から
基本設定済みの PCを速やかにお届けします。PCの不調に伴うお客様業務への影響は最小化されました」と村田氏は話す。

本プロジェクトにおいて、実際にATSが担っているサービス範囲は下記の通りだ。

■ PC運用管理:サービスデスク、カスタマーポータルによる障害対応、定期報告、予備機保管、配送
■ PC保守:クローニング、基本設定、修理交換
■ PCの個別設定などにも対応

コムリンクスへの提案とサービス構成に携わったATS DXソリューション事業部の西川由浩氏は次のように話す。

「『ピタッとキャパシティ for PC』は、お客様のご要望に応じて、幅広いメニューからサービスを柔軟にカスタマイズできることが大きな特長です。本プロジェクトでも、スーパー・コート様固有の要件を反映した独自のサービスメニューを構成しました。サービス提供開始までの時間が非常に限られていたのですが、ATSが持つ知見、体制、ツールをフルに活用して新体制での運用に漕ぎ着けました」

実質8週間でDIS グループによるPC 保守体制に移行

 

 

関西圏の60拠点で800台のPC、500台のiPadを利用するスーパー・コートは、それまでPCの保守を他のベンダーに依頼していた。このベンダーがPC保守サービスから撤退することになり、コムリンクスが要請を受けたことが本プロジェクトの発端である。村田氏は次のように振り返る。

 

「PCLCMサービスにおける豊富な実績、DIS関東中央センターに併設されたキッティングセンター、PC運用・保守に精通したサービスデスク、修理申請や作業の進捗確認ができるカスタマーポータルなど――ATSのサービス内容と体制は十分に信頼できるものでした。実際に、既存ベンダーから業務を引継いで、ATSによる新体制を軌道に乗せるまでのスピード感には目を見張るものがありました」

 

プロジェクトは2024年2月に開始されたが、2か月後には既存ベンダーからATSへ保守サービスを切り替えなければならなかった。ATS DXソリューション事業部でオペレーションチームをリードする滝川善規氏は次のように話す。

 

「ヒアリングを通じて問合せから保守に至る手順を正確に把握しながら、ATSのサービス体制で漏れなく網羅できるよう、着実に新しい保守フローへと落とし込んでいきました。ドキュメントが残っていない部分も多く作業は難航しましたが、コムリンクス様と連携して一つひとつ課題を解決していきました。実質8週間で新しいフローに移行できたのは、スーパー・コート様の情報システム部門の協力を得られたことが非常に大きかったと思います」

 

2024年4月1日、コムリンクスは ATSと協力する新しい体制に移行してPCLCMサービスを開始した。

顧客業務の効率化に貢献するカスタマーポータル

「ピタッとキャパシティfor PC」では、顧客企業ごとに用意される「カスタマーポータル」が保守サービスを円滑に進める上で重要な役割を果たす。24時間365日問合せが可能で、PCの手配や修理状況の確認、資産・契約情報の管理などが行えるウェブポータルである。


「現在カスタマーポータルを利用しているのはコムリンクスのオペレーションチームだけですが、将来的にはスーパー・コート様が直接ポータルを扱えるような体制に移行していきたいと考えています。情報システム部門様では、ポータル上で修理の進捗や予備機の配送状況を確認でき、資産管理台帳を統合することも可能になります。スーパー・コート様と話し合いながら、業務効率化に結びつくポータル活用を実現したいと考えています」と村田氏は話す。
 

「ピタッとキャパシティfor PC」は、コムリンクスの成長戦略の柱のひとつである「サービスポートフォリオの拡充」を通じて、同社のビジネス成長に貢献している。
 

「本プロジェクトでは、PCの調達を受託できたことも大きな成果です。PCLCMサービスの事業化は、ネットワーク分野に置けるコムリンクスの強みを活かしながら、ATSと協力することでより大きなお客様価値を創造した好例となりました。私たちがネットワーク保守サービスを提供している既存のお客様に対してもPCLCMサービスの提案を開始しており、非常に良い手応えを得ています」(丸橋氏)

PCの選定・調達をサポートするDIS 西日本営業本部の中村有希氏は、「DISからPCを調達いただき、ATSにPC保守を委託するスキームが確立したことで、DISグループとしてコムリンクス様のビジネスにさらに貢献できると期待しています」と話した。

「DISグループとの取引拡大は、コムリンクスにとって大きな意義がある」と話しつつ丸橋氏は次のように結んだ。


「ネットワークソリューションに強みを持つコムリンクスが、サービスポートフォリオを拡充して成長を加速させていくためには、国内最大級のITディストリビューターであるDIS、技術力の高いATSのようなITパートナーとの協力は欠かせません。私たちが今後さらにお客様価値の高いソリューションとサービスを提供していくために、両社とはより広い領域で協力体制を築いていきたいと考えています」

本資料に記載の会社名、団体名や製品名は各社の商標または登録商標です。
記載事項は個別に明記された場合を除き2025年10月現在のものです。

関連情報

CONTACT

ITサービスのパートナー選びに迷っていませんか?
まずは私たちにご相談ください

ご不明な点はお気軽に
お問い合わせください
facebook
twitter
ページトップへ戻る