アルファテック・ソリューションズ
自社導入事例

Microsoft 365のテナント変更とAzure移行

 Microsoft 365のテナント変更とAzure移行

「6か月」という限られた期間内で、Microsoft 365のテナント変更、BoxからSharePoint への移行、
AWSからAzure への主要な業務システムの移行を完了させることが、プロジェクトのミッションでした。

  既存インフラ

新インフラ

 
ID管理・セキュアアクセス テナント変更
オフィスアプリ・メールファイルサーバー
クラウドストレージ
データ移行
アクセス権の継承
業務システム(IaaS) 集約
インターネット・SaaSアプリ 継続利用

 

 
ATSの戦略 ①  より快適なMicrosoft 365環境を目指そう!
  ■    旧グループの所有するMicrosoft 365環境から離脱し、ATSが新たに構築したMicrosoft 365に移行
■    新環境に全データを移行し、これまで享受してきた利便性の維持・更なる向上を目指す
■    Entra IDの新設とユーザー情報の登録から着手し、メール/Teams/SharePoint 環境の整備とデータ移行を実施
■    システム切り替えに伴う業務影響を最小にしつつ、短期間で安全なテナント変更を実現
 
ATSの戦略 ②  Boxを捨て、 SharePoint へ移行しよう!
  ■    クラウドストレージをBoxからSharePoint/OneDriveに移行
■    540ユーザー分のバンドル容量およそ7TB を有効活用し、大幅なコスト削減を目指す
■    BoxからSharePoint への共有データ移行をプロジェクトが全面的にサポート
■    フォルダやファイルへのアクセス権の相違など、BoxとSharePoint の機能差を埋める工夫を実施
 
ATSの戦略 ③  業務システムをAzureに集約しよう!
 

■    AWSなど複数のクラウド環境で運用されていたシステムをAzure IaaS 上に集約
■    Azure Migrateを利用し、AWSで稼働していたSQL Serverベースのシステムを安全にAzureへ移行
■    VMwareで稼働させていたOracle Databaseシステムを、ディスクイメージインポートのV2VによりAzure IaaS 上で再稼働
■    ATSの独自ノウハウで、高難度なクラウド間移行を業務影響最小限で安全に実現

社員インタビュー クラウド間の移行をいかに完遂させたか

テナント変更、端末変更を伴うパブリッククラウド間の移行には様々な課題がありました。
プロジェクトがどのように困難を乗り越え、検討開始からわずか「6か月」で移行を完了させたのか、キーパーソンの声をお聞きください。

プロジェクト担当者の声①

ツールでデータ移行できない問題に直面!

Microsoft 365の移行プロジェクトは、環境設定の調査、スケジュール策定から着手し、Entra IDの新設とユーザー情報の登録を完了させてから、メール/Teams/SharePointのデータ移行を進めていきました。チームやプロジェクト等で利用されるTeamsでは、チャットや貼り付けたファイルも移行対象とし、データ移行ツールを使用することで作業を迅速化する考えでした。
しかし、必要なデータを移行できない不具合が発生するなど現場では様々な困難に直面しました。関係者と協力しながら粘り強く問題を解決していけたことが大きかったと思います。Entra IDのユーザー情報に基づいて、セキュリティグループやアクセス権を自動付与する仕組みを工夫するなど、これまでの経験が活かされた場面も数多くありました。

関係者の協力が必須、事前周知も大事!

エンタープライズ事業部
技術部
C.W / H.S

エンタープライズ事業部
技術部
M.N / M.S

プロジェクト担当者の声②

年間1,600万円のコスト削減を達成!

BoxからSharePoint への移行は、年間1,900万円というクラウドストレージコストを削減することが最大の目的でした。Boxはユーザーの自由度が高い一方、無制限にファイルが増えていくなどガバナンス面での課題もありました。私たちは、Microsoft 365にバンドルされる540ユーザー分のSharePoint 容量7TBを活用し、不足分を追加購入することで「年間1,600万円のコスト削減」を達成しました。
ただし、BoxとSharePoint には機能差があるため注意が必要です。 Boxが柔軟にアクセス権を設定できるのに対し、SharePoint はサイト単位でこれを設定・管理するため、部門サイトを作るなどの工夫をして対応しました。ユーザーも徐々にSharePointの使用感に慣れてきましたから、このような機能差は運用でカバーできると考えています。

アクセス権の差異に注意、運用上の工夫も必要!

マネージャーの声

クラウド間のシステム移行は難しくない!

プロジェクトでは、SaaSを積極的に利用するとともに、AWSなど複数のクラウド環境で稼働させてきた基幹系・業務系システムをAzure IaaS上に集約しました。アプリケーションの特性に応じて適材適所の稼働環境を整備した形です。
クラウド間のシステム移行では、技術面での課題に加え、契約内容による移行上の制約を解決する必要がありました。たとえば、SQL ServerやOracle Databaseなどのソフトウェア資産を上手に継承する方法、 Azure IaaS 上でSQL Serverを月額従量制で利用する方法、Windows Server 2012のサポートを延長する方法など、ATSの豊富な経験・知見が活かされた場面は広範に及びます。今後は、クラウドネイティブ指向で業務アプリケーションのモダン化を段階的に進めていく考えです。

IaaS移行は通過点、クラウド最適化を推進!

エンタープライズ事業部技術部
マネージャー
Y.Y

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記載事項は個別に明記された場合を除き2024年4月現在のものです。

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